職場で変な神経を使わなくなった
最近、少し心境が変わり、職場内で変な神経をあまり使わないようになった。「変な神経」とは色々だが、一番は「相手の機嫌を伺うように話し掛けることをやめた」のだ。
もちろん、上司や先輩にはしかるべき態度がある。すれ違った時に会釈したり、近くで作業したりしている時に「気を遣って話し掛ける」ことはする。多少のストレスはあるが、私の場合はリスペクトの対象となる方々にこのような気遣いをすることにそれ程ストレスは感じない。
しかし、職場には様々な人物がいる。ウチの職場ばかりが特別ではないだろうが「素直さのない後輩・アルバイト職員」や「リスペクトできない上司・先輩」は、職場内において最もストレスを感じる対象であると私は思っている。ウチの職場は「エスカレータ式」ではなく「実績」で昇進する人事の仕組みになっているので、「変な上司」は少ない代わりに「昇進できずに長年同じ仕事をしているメンドウな先輩」が多い。こーゆー連中が「会社30年」の伝説を作り上げるのだろう‥とは容易に想像できる‥そんな連中だ。
職場ストレスの根源 モンスター社員
今まで私は、そのような「メンドウな先輩」にも、私は「イイ顔」をしてきた。廊下ですれ違えば挨拶し、対面で作業をしていれば、気を遣って世間話のひとつも持ち掛け、敬語を使い、仕事で理不尽を思われることがあっても不満を心に押し留めた。
すべては「縦社会の規律を守るため」と言えば大袈裟かも知れないが、ある程度「先輩・後輩」としてのモラルや社会人としての品格を守っているつもりだった。しかし、そういった「メンドウな先輩」ほど、そんなモラルや品格など感じておらず、むしろそんな社会の方向性からは目を背けようとする。。
「気に入った仕事しかしない」「上司にもタメ口」「すぐキレる」…の毎日と言えばいいだろうか、会社としては「害」でしかない。。「モンスター化」という呼び方があるが、コイツらがそれにあたり、職場ストレスの根源である。
「関わりを持たずにトラブルを起こさずに付合いを最小限に」というのが大人の対応であろう。職場の人間である以上、どうしても「仕事上やむを得ず関わる必要」があるからである。なので長年「大人の対応」をして来たのだが。。
昨年の秋ごろに「大人の対応」を止めた。
ウチの職場にも「気に入らない輩」は何人もいるが、その中でも最も調子に乗っている「二人」がいる。一人は男、一人は女。私の方が年上だったが、数年前、私が他の事業部から異動して来た経緯もあり、両方ともこれまで「先輩扱い」してやって来たが、あまりの振舞いの悪さに「ストレスの根源」となっていた。
あえて選んだ「職場の敵」 完全冷戦状態
長年、二人には「大人の対応」をしてきた。上に書いた「モラル」や「品格」を守ろうとした‥と言えば聞こえがいいが、今振り返ってみると本質は「二人を敵に回すのが怖かった」のかも知れない。
この二人のようなタイプの人間は異常に「人を観察する目」を持っている。「自分の敵か味方か」を見極める目である。一度「敵」と判断すれば容赦なく攻撃を仕掛ける‥。周囲の社員はそんな二人の性格を察して「当り障りなく」「敵にならないように」接している。私もそうだった。そしてモンスター化に歯止めがかからず、ワガママの限りを尽くす‥。
そんな輩の行動・言動にストレスを感じながら仕事をすることに嫌気がさしたというか‥飽きたと言うか‥なので徹底無視することにした。傍にいても話もしない。すれ違っても挨拶しない‥完全シカトだ。。当然、向こうはそんな私の態度を即座に察したようで、完全な冷戦状態に入っている。。要は真っ向から「職場の敵」となったのだ。
意外にも減ったストレス 理由は‥
そんな生活となって数カ月となって少し気付いたことがあった。それは、意外にも「ストレスが減った」ことだった。簡単に言えば「バ〇とケンカする」のである。ストレスが増加することを覚悟していたのだが、案外そうでなかったのだ。
この「職場の敵」となる選択は、特に「一大決心」したわけではなく、自然な心境の変化から始まったことだ。きっかけは「コロナ渦」である。在宅勤務制度が導入され、精神的に少しゆとりができ、気分的にリセットされた部分もある。
そして、改めて職場の人間関係を考えた時に、受け入れられる関係とそうでない関係があった。上記の二人は完全に後者である。なので、特に無理して敵対しているわけではない。自然の成り行きとして、もはや避けられない事象なのだ。
「避けられない」から「仕方ない」。
しかも「こちらが正しい」ので「ストレスが少ない」なのかな?
ちなみに上記「女」の方は職場で私の隣に座っているが、最近、敬語で私に話すようになって来た。もちろん言葉数は少なく、内心何を考えているか分からないが、少しは身の程が理解できて来たようだ。
しかし「男」の方は完全シカト状態が続いている。コイツは以前、上司に「コノヤロー口調」でケンカを売った噂のある人間なので、私にもそうして来る可能性がある。今の歳になって「腕っぷし」を言っても仕方がないが、仮にそんな状況になっても勝ちはしないだろうが、人間性が否定されるような負け方もしないだろう。それは、今までの経緯から、私自身の気持ちが折れることが100%ないからである。そう確信できた時にストレスが大きく減少したのだ。
イイ人、ヨワイ人へ 戦ってみるのもいいかも
なぜこんなことを記事にしたかと言えば、こんなストレスを感じて「会社を辞めよう」なんて考えた事がある方もいるかも知れない。これは、私を含めた上でのことだが、世に言ういわゆる「イイ人」「ヨワイ人」は、一度こんな風に考え直してもいいかも知れない。
「職場のバ〇」に対して「ガマンする」のではなく「こちらから攻撃する」のだ。もちろんリスクはあるが、おめおめとストレスを溜め込んで精神的におかしくなってしまう前に試してみる価値はあると思う。