職場の非常時 こんな時こそ助け合い
9月に職場のAさんが倒れて休職となった。私とほぼ同じ歳、下手すれば命に関わる状況だったそうだが、何とかもちこたえて今は年明けの職場復帰を目指している。そのAさんと組んで仕事をしているM子。アラサー半ばにしてアニメにドハマリ‥というか幼少の頃から度の強いアニメオタクがそのまま30代になったような女‥。
Aさんが倒れたことでタッグを組んでいたM子に仕事のシワ寄せが行き、M子が悲鳴を上げた。今まで二人で回していた仕事‥それを一人でできるわけがない‥上司了解のもとで仕事をあちこちに分担させているようだった。それでも残業続きのM子。私も少々同情を感じていた。
そして、先日、私にもM子の仕事の一部を受け持ってほしいとの依頼があった。非常時だからやむを得ない‥慣れない仕事で、かつややキツメの仕事ではあったが快諾した。こんな時はお互い様だからと‥。ただ、その依頼が上司を通してではなく、直接M子から話があったことに少し違和感はあった。
勤務中のネットサーフィンで信頼度大幅ダウン
そんなこんなのここ数日だったのだが、今日、そんな話を私と組んで仕事をしているS香に話した。するとS香からこんな話を聞いた。
「M子って勤務時間中に堂々とネットサーフィンしてるんです。あたし(S香)、M子の隣に座ってるから見えるんですけど、気が付くとネットサーフィンしてます。Aさんが倒れた後も特に変わりなく‥M子のネットサーフィンは結構有名で、Oさん(上司)も知ってます。」
「あたし(S香)も、N美もM子から仕事振られたんですけど、ホントにM子って忙しいのかって正直疑問なんです。。N美は"あんまりいい気分でない"って言ってます。Oさん(上司)もM子のネットサーフィンのことは知ってるんですけど、"今は非常時なので"ってことで‥仕方なくM子から振られた仕事は私(S香)も受けました。」
これを聞いて「やられた」と思った。私はM子のネットサーフィンのことは知らなかった。通常、担当業務の調整は上司を通して行うのだが、M子が私に仕事を振って来た時に、何となくOさん(上司)が間に入ってこなかったこと‥M子が直接相談を持ち掛けて来た違和感の謎が解けた。。
たぶんM子は今まで通りネットサーフィンができるレベルで仕事をするために、周囲に仕事を振りまくっているのだ。当然、それを快く引き受ける者などいるわけがない。私はそんな状況に気付くことができなかった。。
しかし、M子自身は真剣なのだろう。Aさんが倒れたことで仕事が2倍‥今まで出来ていた仕事中のネットサーフィン‥それが出来ないのはおかしい!業務分担の偏りのすべてが私に来ている!私は被害者!‥と言わんばかりにOさん(上司)に相談したのだろう。ちなみにM子はOさんのさらに上司のU次長にまで相談を持ち掛けているようだった。
こっちもヒマではない。ネットサーフィンの話は本当のようなので、そんな社員(M子)の仕事を手伝ってやるなんて問答無用である。上司に反論してM子から受けた仕事を突き返すことも出来そうだが‥今回は見送ることにした。M子の仕事を引き受けてやることにしたのだ。
オレが忙し過ぎるのはすべて会社のせいだ!!
思えば十数年前、私が今のM子と同じくらいの歳、同じくらいの入社年数(4、5年‥かな)の頃にM子と全く同じ事をした覚えがある。当然私はネットサーフィンなどしていなかった。朝から晩まで仕事詰め。残業の連発。休日返上の日々で仕事量の多さに納得できないどころか怒りさえ感じていた。
私は当時の上司に相談し、無理やり会議を設定し、無理やり自分の仕事を周囲に割り振った。当然、皆イイ顔をするわけがない。味方になってくれる筈の上司もなんだか冷たい。。
「なんで誰もわかってくれないんだ」「オレはこんなにたくさん仕事してるのに」「仕事の分担が偏ってる」「オレは悪くない」「オレは被害者」「仕事の分担は当然!」
この時の私の心境である。たぶんM子も今はこんな心境なのだろう。しかもM子の場合は「Aさんが倒れた」という正当な前提がある。「非常時のシワ寄せをすべて私(M子)に押し付けてる!」なのだろう。。
でも、仕事中にネットサーフィンしていればM子の主張は説得力ゼロになる。本人はそのことに気付かない。ネットサーフィンしなければ、Aさんの分の仕事もそれなりに回せるのではないか‥
要は「人に仕事を振る前に、自分で工夫改善したのか?」である。たぶん、M子はしていない。十数年前の私も同じだ。
「仕事の量が多過ぎる」
「私は十二分に頑張っている」
「私は正しい」
ここに固執してしまって周囲の意見など聞き入れない。自分を見直すことなど眼中にないのだ‥何故なら「すべて会社のせい」「自分は悪くない」のだから‥
結論を言えばS香やN美が正しい。M子や私は間違っている。。もちろん、今のM子に味方する気は全くないのだが、十数年前の私自身の行動を鑑み、今回は「黙ってM子から振られた仕事を受けてやる」ことにした。
当時、私自身が周囲にかけた迷惑のツケが、今回って来た‥と思うことにした。



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