2021年3月7日日曜日

降格と減俸 とうとう私にも来た会社の現実

神妙な表情の課長 きっとロクな話ではない 

一昨日、勤務中にU次長に「ちょっといい?」声を掛けられた。小会議室に入ると中には直属のO課長が神妙な表情で座っていた。きっとロクでもない話なのだろうという察しはすぐに付いた。


案の定、降格の話。‥とは言ってもそもそも管理職でない私の「降格」とは「等級を下げる」という話だった。簡単に話すとウチの会社は入社時に「1等級」。4、5年働くと「2等級」に自動昇格。3等級までは同じように自動昇格する。しかし、4等級以上は「他者からの推薦」が必要になるため、3等級で滞留する社員がとても多い。私も例外なく「滞留社員」の一人だった。

ここ数年、そもそも会社の業績は緩やかに右肩下がりだった。そしてこのコロナ渦。ウチの会社も少なからず打撃はあった。何年も新入社員の採用はせず、人が去っても補充なし。なので現存する社員の仕事は増えるばかり‥やむなく人を増やす場合は「異動」で凌ぐ‥

こんな状況が続いているところに「コロナ渦」である。「リストラ・降格・減俸」の話が出ない方が不思議‥と思っていた最近だった。

不満は山ほどある でも言わなかった理由は

U次長から言い渡されたのは「3等級から2等級」への降格だった。給与面では「等級手当」が5千円減額される。年単位では6万円の減俸である。言われた瞬間、率直に思ったのは「とうとう自分にも来たか」であった。怒りはあまり感じなかった。


仕事に対するプライドやメンツを語ることも必要かも知れない。「あまり怒りを感じない」のは「真剣に仕事に取り組んでいない証拠」と捉えるような人もいるかも知れない。でも、昨今のコロナ渦の中で、私はこれまで経済的に「無傷」だった。正社員であったために仕事にあぶれることもなく給料をいただく事ができた。結果的に「感染対策」に力を注ぐ事ができ、家族を注意深く見守ることができた。

また、他方で50歳の平社員など会社ではお荷物そのものであろう。リストラや早期退職を斡旋されてもおかしくない立場である‥今後も何を言い渡されるか知れたものではないが、とりあえず、一旦「五千円減俸」で済んで少し安堵した‥と思う気持ちは嘘ではない。

一応、U次長に「拒否(降格を)できるのか?」と聞いてみたが、「決定事項なのでできない」と言われた。まぁ当然である。10歳近く年下のU次長と、1歳年上のO課長と私‥会議室内は不思議な空気だった。世間一般的に「降格」の話がどのように言い渡されるのかなんて知る由もないが、私の場合は比較的緩かったのでは‥などと思ってしまった。

いままで頑張って来たことを正当に評価されていないのか‥私以外のモンスター社員連中にも同様の降格処分がなされるのか‥言いたいことは山ほどあったが、それを口に出す程の「不満のパワー」はなかった。会社が倒産してしまえば「降格」だの「メンツ」だの言っていられないから‥「お荷物社員」が年6万円の収入を諦めれば会社が存続してくれるならそれでいいと思ったのだ。

極小収入にコロナ渦が襲い掛かる不安

私は数年前に「脱サラ」して「インターネットビジネス」で生計を立てようと考えたことがあったが、「ネットからの収入」がほとんどない状態での脱サラに家内は大反対。家内の父親まで出て来ての騒動になった。結果的に断念したのだが、振り返れば子供じみた会社への不満から出て来た「脱サラ計画」だった。


当時は親から預かっていた貯金を切り崩して生活しながら、ネットビジネスの収益を上げていく計画だった‥2年で「会社員時代の収入を越える」という考えだった‥トチ狂っていたのだ。。。。。

そして、当時は絶対に認めなかったのだが「成功できる」と思いながらも、一方で「底知れない不安」があった。それは「経済的に破綻する不安」である。「ネットビジネスで収益が上がる保証」は何もない。むしろ成功する可能性は低い。それを「自分の力」と「自分の想い」を柱にして頑張り抜く。。万が一「気持ちが折れる」ことがあっても今度は誰も助けてくれない。待っているのは「破綻」と「家族離散」と「命の危険」である。

結果論であるが、当時「脱サラ」を実行していたら、恐らく「脱サラした途端にコロナ渦」になっていた。ただでさえ極小収入からスタートする予定だったのだから、そこにコロナ渦のマイナス要因が加わればどうなるか‥計り知れない不安に襲われていただろう。‥というか、性格的に私は耐えられなかったと思う‥。

「子供じみた不満から会社を辞め」「家族の反対を押切り」「親の貯金に頼り」「一般的に怪しいと言われるネットビジネスに私の人生と家族の生活を委ね」そこに「コロナ渦」が襲い掛かる‥不安に耐えられなかった私は今頃どうしていただろう‥

降格の話に「仕方ない」と応える

結局私は「生涯社畜」の道を選んだ。「安定」を選んだのだ。今、確かに会社に不満はある。気に食わない輩もたくさんいる‥。しかし、上に書いた「底なしの不安」に比べたら、本当に本当に「蚊に刺されたようなモノ」である。年6万円の減俸は確かに痛い‥でも「痛い」で済むのである。痛みすら感じられないような不安に襲われて日々を過ごすよりよほどマシである。


なのでU次長に言い渡された「降格、減俸」については「わかりました。仕方ないと思います。」と応えた。とうとう私にも来た会社の現実である。

ちなみに「プライド、メンツ」ということではなく、変に不安を感じさせる必要もないので、家内や子供たちにこの話はしないでおこうと思う。毎月、給与明細は家内に渡しているが、減俸(4月から)になっていることは、たぶん気付かないだろうから‥

蚊に刺されたようなモノである。。。でもやっぱり落ち込むものだ。「安定感の中にある空虚感」。。。。。確実に言えることは「今、ロクな気分ではない」ということだ。


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