2020年11月7日土曜日

釣り場の人間模様 左隣のジィサンと右隣のお爺さん

快晴!青い海!コンディション良好! 

一昨日、釣りに行って来た。母親のこともあり、しばらく止めていた。気分的にも複雑な感じだったが、気分転換が必要だとも思ったので行ってみた。初めて平日の午後のタイミングで行ってみた。秋晴れの快晴、風も弱くコンディションはとても良かった。


まさに秋晴れ!青い海!気分転換にはよい感じだった。人出もまばらで難なく場所取り成功。午後3時からの釣り開始となった。堤防釣りなのでいつも釣り人が横並びになるのだが、今日は間隔も広く、隣の人をほとんど気にすることもなかった。気分よく竿の準備をしている時に、何の気なしに両隣がおじいさんであることは分かっていた。

そして、釣りを開始して1時間程経った頃だろうか‥左隣のジィサンが急にベラベラと話し始めた。ジィサンにしては結構な勢いだが‥何となく不自然な空気‥何となく無理して会話を持ち出している雰囲気に息苦しさを感じた。

ふと見てみると、いつの間にか私の隣で若い感じのカップルが釣りを始めていた。夫婦のようだった。ふたりとも帽子とマスクをしていたので表情までは分からなかったが、男性は大柄でスポーツマン風のイケメン。女性はジーンズ姿がスラリとしたスタイルの良い上品そうな方だった。要するにイケメン、イケジョカップルである。

そこでピンときた。

このジィサン‥軽いナンパモードに入ってるな‥。

69年目のナンパ 空気読めないジィサンの憂鬱

釣りの指南を口実に無駄話を吹っ掛けていた。私の左隣にいるので、嫌でも会話が聞こえてしまう。基本的に釣り場は静かだし‥。ジィサンは聞かれてもいない自己紹介を一方的に話し出す。何でも現役のボクシング世界チャンピオンとサッカーJ1リーグの選手と知り合いなのだそうだ。。自己紹介に「有名人と知り合い」を強調する胡散臭さ‥。


しばらくは「釣り」と「雑談」が交互に強引にジィサン主導のもとに展開され、やがて年齢の話になった。ジィサンは69歳だそうだ。聞かれもしないのに自分から言っていた。

69歳‥シックスナインだ‥ガッハッハ‥

別に私も下ネタが嫌いなワケではないし、一般的な男子の遊びもそこそこしてきたつもりだが‥シックスナイン‥釣り場でこの言葉は聞きたくなかった。。しかも若い夫婦の前で‥。下品この上ないジィサンの巻き沿いになってしまったご夫婦に同情するしかなかった。

男性は40歳だそうだが、女性の方は恐らく年下。30代前半から後半くらいだろう。2年前に海の傍に引越したばかり‥(こめんなさい‥聞こえちゃったので‥)。幼稚園くらいのお子さんがいてもおかしくない感じだったが、いれば連れて来るだろうし、今のところはいないようだった。秋晴れの青い海、開放感あふれる静かな釣り場で夫婦団欒を満喫するつもりだったのだろう‥空気の読めない下品なジィサンに台無しにされた形だ。

それから1時間程‥どうやらそのジィサンは「一緒に釣りをしている」「釣りを教えてやっている」という体でいるようだった。何かにつけて「ねぇ奥さん‥」といちいち女性に話を吹っ掛ける。下心丸出しの声が釣り場に響く‥。

その夫婦にとっては「お年寄りを無下にできない」という慈悲心からウマク会話を合わせてやっていた感じだったが、このジィサンにそんなココロは無用なようだった。元気一杯!頭の中は「オンナ」の想像でいっぱい!この世の終わりにイイオンナと‥くらいの勢いだった。釣り場に何を求めて来たんだか‥。マスクもせずに‥。

釣りの達人 右隣のお爺さん

一方、右隣にいたお爺さんは黙々と遠投釣りをしていた。仕掛けからして上級者である感じだった。3、40cm級の「アイゴ」をポンポン釣上げては「チッ」と言いながらリリースしていた。「アイゴ」は毒があり、食べられないことはないが「食べ難い魚」だからだ。私から見たら「スゲェ‥」と言うしかなかった。

しばらくすると、そこに学生風の女の子が現れた。アイゴをリリースしようとしているお爺さんに「リリースするなら‥」とモジモジ何か言おうとしている‥。お爺さんは察したようで「持って帰る?」と聞く、女の子は嬉しそうに「はい!」と答える。


すると、お爺さんはアイゴの毒の処理方法を教え始めた。驚いたのは、その女の子はお爺さんの話を聞きながら、自分で魚を締め、内蔵処理までやっていたことだった。‥私より上級者だった(汗)。

アイゴを捌き終わっても女の子はお爺さんの釣りを見ていた。上級者の釣りを参考にしようといった感じだ。程なくお爺さんは再ヒット!タイの仲間が釣れたようだ。これも3、40cm級!

「これも持って帰る?」とお爺さんが聞く。「いいんですか?」とワンクッション置いてから「では、いただきます!」と言える礼儀正しい女の子‥。それ以外、特に会話は無かったが、そこには新鮮な空気が漂い、微笑ましささえ感じた。知らない同士のはずなのに「お爺さんと孫」のようだった。女の子は「自分は釣れてないのに大漁‥エヘッ‥ありがとうございました!」と言って去って行った。何とも素朴でキレイな光景。釣りを通してお手本のような世代間交流だった。

左のジィサン再び 性欲は永遠なり

すると、後ろから「あの釣り方は〇〇で…◆◆がポイントでオレやったことはあるが‥」と左のジィサンがエラそうに右のお爺さんの釣りを解説している声が聞こえた‥聞こえてるんだかそうでないのか‥右のお爺さんは完全無視で淡々と釣りを続ける‥。左右いる同世代のおじいさん。。恐らく年齢は近いのだろうが品位の差は天地ほど‥この差はどうして生まれるのか?

ちなみに、同じような時間に私も20cmほどのシマダイを釣ったのだが、左のジィサンはそれも話題にしていた。「ほら、そろそろあんなシマシマも連れ始めてる」。当然私も完全無視である。。今日の釣果はシマダイ1匹、ウルメイワシ1匹、クサフグ4匹だった。


これは想像でしかないが、たぶん左のジィサンは若かりし日に「遊び」をしてこなかったのだろう。もちろん、理由など察する術もないが、若かりし日は仕事に追われて‥ということであれば多少の同情もあるが、だからといって歳を取ってから釣り場で若い夫婦の団欒の邪魔をしていいというものではない。私も50歳。。他人ごとではないが「色ボケ」だけはしたくないものだ。。

11月‥日暮れは早く、6時には真っ暗だった。そろそろ帰る時間の左のジィサン。下心全開か‥底なしに名残惜しいか‥それじゃあそろそろ‥と言ってから30分帰らなかった。帰ろうとしては妙な話題を吹っ掛けて居座る。。あわよくば夫婦と一緒に帰り、酒でも飲んで仲良くなり‥成り行き次第では奥さんと‥ってな感じなのだろう。ジィサンの居座りは執拗だった。性欲は永遠か‥

若き夫婦のおふたりへ お疲れ様

6時半を回ったところでかなり寒くもなって来た。ジィサンは観念したようで「また会ったら声掛けてね!!」「それではサラバだ!」と言って帰って行った。その後、私は30分ほど釣り場にいたが、その夫婦も釣りを続けていた。失われた夫婦水入らずの時間を取り戻しているようだった。

この辺には、この堤防以外に数カ所の釣り場がある。この夫婦は当分ここには来ないだろう。しばらく釣りをしないか、釣りをするとしても、別の釣り場を選ぶだろう。今度そのジィサンに会えば「よう久し振り!」となる‥。考えただけでもキモイ。。

私は全く部外者でありながらも、その夫婦に「お疲れ様」と心の中で伝えて釣り場を去った。


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