もう50歳、アレッ‥50歳、エッ50歳‥。
今年の6月に50歳になった。エッ‥50歳!‥アレッ‥50歳‥うん‥50歳‥なのだ。子供の頃、「50歳」は「おじさん」‥下手すると「おじいさん」だった。40歳でも十分おじさんなのに‥。
自分が30歳になった時、初めて「おじさん」という言葉を意識した。自分が「30歳になった」という事を実感するのに結構な時間が掛かったような気がする。それは「40歳」の時も同じだった。「自分が40歳になった」ことが受け入れられない‥というか、信じられなかった。
要は、それほど精神的には子供だった‥ということなのだろうか。
50歳‥なんてなおさらである。自分が「50歳」。もう「おじさん」も半ば過ぎ‥というより「後半」。下手したら「おじいさん」‥あー勘弁してくれ‥!
転職して20年 年下に頭を下げて来た10年
私は31歳の時に今の会社に転職したので、もう20年近く‥50歳にして役職なしの平社員。世に言う「会社員は課長になって成功」という状態からは程遠い状態。すっかり「負け組」となっている。意図しない異動から(要するにリストラ)年下に頭を下げる生活となってもう10年。よくここまで持ち堪えたものだと我ながら感心する。
31歳の時に専門職部門に経験者採用され、意気揚々と転職したが、所属していた部門の業績は右肩下がり、程なく営業部門への異動を命じられた。「やったこともない職種を受け入れるか」「退職か」の2択。これぞリストラである。当時40歳、産まれたばかりの子供がいる状態で退職の選択はどうしてもできなかった。
当時は、年下に頭を下げること、年下でも先輩として接することにそれほど苦がなかった。「一から出直し」という気持ちが強かったのか、「家族を支えたい」という気持ちが強かったのか、そもそも「私自身のメンタルが屈強だった」のか‥
‥すべて違う。
今思えば、私は「メンツ、プライド、意地」のような部分において鈍感だったのだろう。その善し悪しは考えないこととするが、決してメンタル的に「強かった」訳ではないのだ。「鈍感」⇒「くやしく感じない」⇒「怒らない」だから10歳以上も年下の女の子に「使われて」も平気でいられたのだ‥。
最低最悪からの脱出 続ければ光は見える?
会社でのキャリアは完全に半分に分断されてしまったが、何とか10年耐え忍んで、営業部門の仕事の感覚やコツのようなモノが身に付き、それに伴って自分なりのポリシーのようなモノも持てるようになって来た。決して「希望が出て来た」とも「人生に光が差して来た」とも言えないが、最低最悪からは抜けつつあるように感じられるようになった。
そこでひとつ思うことがあった。
オレはホントに負け組か‥。
これを「負け惜しみ」であると思われるのなら仕方ない。しかし、今となって、50歳となって、今の状況が不思議と世に言う「負け」のようには感じられない‥と素直に思えるのだが、その理由は‥
会社人生は継続する事が大きな土台
他の会社でもそうかも知れないが、若くして課長・部長クラスに昇進し、3~4年すると姿が見えなくなってしまう方がウチの会社には何人もいた。他の環境で更なる挑戦を‥という方もいれば、ストレスに耐え切れずに降格・異動・退職‥という話もある。
前者で成功すれば何よりだが、新しい環境で「一から始める」のだから、相応の苦労、ストレスを抱え込むことは否めない。ちなみに、ウチの会社では「出戻り」もたくさんいる。良い言い方をすれば「縁があった」のだろうが、悪く言えば「どの面下げて戻ってきたのか」である。ウチの会社でウマく行ったからといって、他でも上手く行くなんて保証はとこにもない‥後者であればなおさら‥退職して収入を絶たれれば、後は転落人生が待っているだけ。
何を言いたいのかと言うと、昇進を繰返して栄誉ある地位に就いても、事業で成功して大金を手にしても、結局は「継続」が土台になっているという事である。簡単に言えば年収3000万を5年続けるより、年収500万を40年続けた方がトータル収入は高い。当然自分は後者を目指すことになるのだろうが、「万年平社員」でも土台たる「継続」を維持している自分を「負け組」と表現する必要はないのかも知れない‥と思えるのである。
卑屈にならず向上心を
実際、今、特にカネに困っている訳ではない(裕福ではないが‥)。贅沢を言わなければ普通にそこそこ生きては行ける‥あの時(リストラされた時)、とち狂って会社を辞めなくて本当に良かったと今では思える。大金も栄誉も実力もなくても50歳までそこそこ生きて来れたのだから‥。
自己満足と言われても仕方ないかも知れない。ただ、「メンツ、プライド、意地」のために昇進や独立して大成‥を目指す気にはなれない。そんなパワーも無ければ実力も無い‥。
ほとんどの同期生や近い関係だった後輩が管理職に昇進する中、完全に取り残された自分。「負け組」となった自分ではあるが、卑屈にならず、向上することを忘れずに、今の仕事を「継続」することが何より大切に感じる今日この頃である。
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